いくら光速で信号が届いたからと言って、受信時刻と同じ時刻なわけはない。
さあ、普通はどのように扱うのかな、と思って先日買った教科書「GNSS」を開く。
えー、
"受信機まで0.06秒くらいかかります。衛星は1km/sで動いているので60mに相当します。"
おっと、だめじゃないか。QZSだったりすると軌道がでかいからさらに大きくなるぞ。しかも教科書に補正方法書いてないじゃん。
ということで、ephemerisを座標値に変換する場合は、多分次のようにする必要がある。
暦計算の時刻=受信時刻 −(擬似距離÷光速)=発信時刻
でもこの程度でいいのかな?直接軌道誤差に効いてきてしまう。
あと、暦の中の時計誤差は、こうやって出した時刻に対しておこなって、その時刻で算出すればいいか。つまり二回時計誤差の計算をすることになるかな。
IS-GPSにきちんと書いてあるかもしれないけど読む気力が無い・・・
まあとにかく受信時刻で暦を使っちゃだめだよ、と今更気づいた、という話。
発信時刻=受信時刻-(疑似距離÷光速)-衛星時計誤差、で求めることが多いです。
返信削除衛星時計誤差は暦から求めます。搭載時計は十分に安定なの衛星時計誤差の計
算は0.1秒くらいずれても無視できますがちゃんとやるならiterationして下さい。
なおこれはIS-GPSには書いてないです。ほとんどの参考書にも書いてないです。
RTKLIBの作者に自らコメントしていただけるとは!
削除どうもありがとうございます!
なるほど、普通はさらにiterationをかけて精度を上げるんですね。
もやもやしていましたがすっきりしました。
しかしIS-GPSにも書いてないとは・・・。